消防団員の災害覚知(私の場合)
このところ深夜に消防車がサイレンを鳴らしていく回数が少々増えたような気がします。
土曜日の日もちょうど寝付き始めたときに、消防車のサイレンが…
「向かってきたサイレンの音が突然止まる」を繰り返したので、
「近所だ!!」と分かりました。
幸いにも被害はほとんどなかったようで、ほっとしました。
これから秋が深まるにつれて火災の多発時期になりますので、「火の用心」に心がけましょうね。
さて消防団員が災害を覚知する方法は、いくつかあります。
1.サイレンを聞いて、最寄の消防署
又は東京消防庁のテレホンサービスに電話をかけ、場所を確認
2.東京消防庁の無線(受令波や消防方面波)による
3.消防団連絡網
4.近隣の方からの通報
私の経験上では、サイレンによる覚知がほとんどです。
サイレンを聞いたら周辺を見回しながら、無線機が手元近くにあるときは受令波・方面波に合わせて無線を入れる。無線が近くにないときは消防署へ電話。
ただ災害が大きいときほど消防署に電話がつながりにくいんです。
消防団の連絡網は、災害発生時は回らないことが多いんですよ。災害を覚知して、連絡網よりも先に現場に出場することが多いからです。
災害時の団員へ連絡は、活動時間が長くなるときや特殊な救助活動などがあったときに、サイレン等に気がつかなかった団員へ、「現場から」連絡することが多いですね。
ちなみにサイレン等の聞き分けについては、以前に書いた日記へリンクさせていただきますね。
消防車のサイレンを聞分ける
消防車のサイレンは3種類
消防団に入団して、もう20年以上になりましたので、サイレンの音もだいぶ聞き分けられるようになりました。でもサイレンの音を聞いたときの不安で心配な気持ちは、何年経っても変わらないです。
最後に繰り返しになりますが、
秋の火災多発期になります。
「火の用心」心がけましょうね。
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コメント
大竹君、
参考になりました。ありがとう。
ちなみに論文(東日本大震災関係)を書くので調べていたら、「覚知」という言い方は特に火災関係で多く(火災工学というんでしょうか)、「火災覚知」という言い方が正確なようです(災害覚知ではヒットしませんでした)。
さらにちなみに、うちの義兄は東京消防庁です(しばらく前まで都内某消防署の署長さんをしていました)。
投稿: 広田 | 2011年11月16日 (水) 午後 04時04分
広田さん、私の説明で大丈夫でしたか?
お兄さんが署長さんだったんですね。
投稿: 亀戸 大竹 | 2011年11月16日 (水) 午後 04時55分