3月11日の東北地方太平洋沖地震、12日の長野県北部の地震によって被害を受けられました方々に心からお見舞い申し上げます。
地震発生は、お客様のご案内が終わって事務所に戻った時で、事務所の中から
「地震!」
と声がかかるまで一瞬気がつきませんでした。
外には下校途中の近所の小学生数名が、仮設の鳥居・看板の真下に立ちつくしていたので、事務所の中へ入ってもらい揺れが収まるのを待ちました。
揺れが収まった後には、子供たちがとても怖がっていたので、家内が家まで送っていったのですが、家族が不在の子や家の前の棚が倒れて家に入れない子の家もあり、一度小学校へ戻ることになりました。
後で聞いた話ですが、学校には自宅に帰れないお子さんたちが多くいたそうです。
その後、家族の安全も確認できたので、消防団の資機材格納庫へ。
すでに数名の団員が、亀戸地域の状況把握と災害対応に出ていました。
前回の震度5弱の地震の時はエレベーター内に閉じ込められる方が大勢いたので、すでに先発隊は管内のマンションのエレベーター状況把握と対応、主要交通網等の確認。
私は、亀戸地区の状況把握等に自転車で回ることになりましたが、ブロック塀が倒壊している箇所・瓦や建物外壁が落下している箇所、建物外壁が歪んで玄関を閉じ込んでしまった建物などがいくつかあり、倒壊危険度「赤」の建物もありました。
現場での声かけと、危険個所のご近所の方に怪我人がないことを確認しながら回りました。途中、声をかけられるのが多かったのが、ガスメーターの復旧方法、避難場所の確認。
その後、倒壊等の危険地域への警戒線の設置、町会の災害協力隊の要請による一時集合場所から避難所への誘導。自動火災警報機鳴動マンションの検索…、皆で手分けして活動に当たりました。
今回は私どものところは震度5強で、幸いにも火災や倒壊個所からの救助等はありませんでしたが、大きな被害が出ている地域を思うと、胸が締め付けられます。
夜に一回自宅へ戻り、よく朝からは再度、管理物件の状況を確認するため亀戸を回り、無事であることを報告し、終日仕事。
夜からは町会の役員会に出席しました。
町会の方々は、一時集合場所から避難所である第一亀戸小学校へ誘導をしたのですが、その後が大変だったそうです。
現場で対応された町会の方から聞いた話なのですが、第一亀戸小学校が江東区が帰宅困難者のために開放した学校6校のうちの一つに指定されたので、帰宅困難者の方であふれたそうです。
第一亀戸小学校だけでは収容しきれず、香取小学校を準備し、次に水神小学校と帰宅困難者の方の受け入れ箇所を増やしたそうです。
今回は、地元の方の一時避難の数が少なかったので何とか対応できたようですが、地元の一時避難者が多くなると収容が心配だとのお話も出ていました。
亀戸防災マップをアップしますので、再度ご自分の一時集合場所・避難所・避難場所をご確認いただければと思います。
最後になりますが、あらためて被害を受けられました方々に心からお見舞い申し上げます。